銀行口座開設
まだまだあります。結婚後の手続き。
いや、結婚後+ビザ取得後+入国後の手続き。
①役所への住民票の届出+保険証ゲット←最優先
②免許所の書き換え←必要に応じて。でも人数制限に泣きます
③銀行口座
おそらくビジネスビザでいらっしゃる方々は、会社が代理で手続きしてくれるのだと思います。
が、こちらは全部自分たちでやらなければならない。。。
銀行口座の開設も鬼門でした。
いつ口座開設ができるのか、最寄りの口座開設予定の銀行に電話をしました。
なんとすぐに口座開設できないんですよ!
入国後、3か月経過したら口座開設ができますので、必要書類持参の上、窓口にお越しください。と言われました。
その必要書類のうちの一つが「ハンコ」。
ええええ。サインじゃダメなんですか?って聞いたら「弊行ではサインでのお届けは受け付けておりません」と言われました。
丁度、オットは結婚前に京都を旅行した際に、ハンコに魅せられ、自分のハンコを作りました。ですので、事なきを得ましたが。。。
さて、入国から3か月が経過した頃に、私も口座を持っている最寄りの銀行へ行きました。大手さんです。夫一人では心配だということで、休暇を取って、いざ出陣。
口座開設に来た旨を伝え、必要事項を入力下さい。と、なんと現代社会は手書きの用紙ではなくて、タブレットを渡されるんです。すごい。。。 口座開設なんて数十年間行っていないので、衝撃でした。
が、口座開設の入力フォーマットが日本語のみなんです。
え。日本の政府って、外国人をもっと受け入れたい。もっと開かれた国に。とか、なんとか言っていましたが、そもそも入力フォームが全部日本語って。。
仕方なく、私がポチポチ入力し、必要書類と共に窓口の方にお渡ししました。
少々お待ちください。と、長らく待ったところに、窓口の方が申し訳なさそうな顔をしてやってきました。嫌な予感しかないです。
「お客様、入国から3か月しか経過していないので今日は口座開設ができません。6か月経過しないと口座が開設できないことになっています」
なんですと!!!!
私:いやいや、電話して確認しましたら3か月と言われましたよ
「こちらの銀行にですか?」
私:そうです。必要書類と、いつになったら口座開設ができるのかを確認したら入国してから3か月と言われました
「そう申されましても、6か月からがルールとなっています」
私:どこの銀行も?
「他行さんは具体的には不明ですが、おそらく同じルールかと思います」
まじか!!!
私:でも聞いたんですよね。。。3か月って。。。
「おそらく電話対応のものが、勘違いしていたのかもしれません」
私:もう、言った言わないで騒いでも仕方ないので、もういいです。が、私、今日、この手続きのために休暇取ったんですけど。。。
「それは申し訳ございません」
私:何とかなりませんか。。。
もう喰いつくしかないと、とにかく縋り付きましたよ。
だって日本の銀行窓口って月曜~金曜の9-15時でしょ。仕事だっつのおおおおお。
結局、入籍したときに、合わせて自営業のオットが日本で会社を設立したので、その会社の口座が同じ銀行だったこと、それにより1年以上、オットの日本の会社との手続きを確認してもらえたことで「特別ですよ」と、口座開設してもらえました。
当時と今では、またルールが変わっているかもしれませんので、皆様も口座開設の際には、事前によく電話で確認をし、万が一の場合もとにかく、なんとしても。。。の精神で頑張って下さいね。
いやいや、あらゆる手続きが不便です。日本って。。。
カナダにいたとき(しばらくカナダに住んでいました)は、こんな大変じゃなかったのに。。。 よそから来た人に親切じゃないなぁ。。
意見交換会があったら、いつでも参加したいくらい、本当に入国後の諸手続きは日本人の私ですら右往左往でした。。。
Driving Licence
さて。無事にビザが申請され、オットが日本に入国します。
まだまだ知らない手続きがたくさんあるんです。
役所で手続きしますが、日本人の私ですら「え??」「え???? 聞いていた話と違いますけど?」を連発します。
これが外国から一家で移動してきた場合、どれほど役所の手続きに大変な思いをされるのでしょうか。。。
尚、外国籍の方が日本で生活する場合も「住民票」を登録する必要があるそうです。
少なくともこの2点は登録必須です。
さて、日本の運転免許証の取得も大変な騒動でした。
カナダの免許を書き換える形で、日本の免許証を取得できるそうです。
早速、書き換えようとおもいましたが、まずはオットのカナダの免許証の和訳が必要なのだとか。
私がまた和訳をば。。 と、腕まくりしましたが、なんと今回は「JAF(日本自動車連盟)」による和訳を得る必要があるそうです。
ちょっとした手数料を支払って、和訳をゲットします。
次いでに免許所センターでの手続きについて聞いたところ「開所前に並ばないとだめだよ」と、教えて下さいました。1日に20人しか免許の書き換えに応じてくれないそうです。20人…? 20人??? たった??
K県はちょっとした人口ですけど、20人??
眉唾でしたが、開所15分前に到着。すでに長蛇の列ですが、外国からの免許書き換えに並んでいる人たちは、このうち何人なのか。。
開所と共に、急ぎ足で免許書き換えの窓口に行ったら。。。 すごい人! すごいの。本当に。これは20人以上いるかも。。。 はらはらしながら待ちました。
案内ボードをみたら、確かに「午前10名、午後10名」しか受け付けないそうです。。
並びました。並んで待った結果。。。
21人目でしたよ。。。。 「予約は受け付ける」と言われまして、「こちらだって、休暇取ってきたんですよ。今日、どうにかなりませんか」と食いつきましたが「1日20人までだから。今日、必要書類のチェックだけはしますから、予約取って、帰って」と、冷たく言われました。
免許センターなので受付の人が警察官なんですよ。交通課のおまわりさん。みたいな。だから相手が警察の制服を着ているだけに、無駄にこちらも及び腰です。。
書類も完璧で、ちゃんと早めに並んだのに。。 結局2週間後の予約を取って帰りました。。
こんなのってありなのか!?
ラスボス・ビザ
さて。無事に結婚できましたら、試練はビザです。
婚姻届の提出なんて、ビザ申請に比べればラクチンです。なにしろ、書類さえ不備がなければ受理されますから。。。
ビザは国際結婚におけるボスです。ラストボスです。
無事に婚姻届の提出を終えると、晴れてオットと夫婦になれました。
が、オットはカナダ国籍で日本のビザを保有しておらず。。 婚姻届を提出するためにただのビジタービザで入国していました。
オットは無事にカナダへ帰国し、私がオットのビザの準備をします。
なんと。夫のビザなのに日本人たる私が準備します。むちゃくちゃ大変です。
申請書と写真(事前に準備してもらっておく)、私の収入証明書(納税証明書)は、そこそこ簡単に準備できます。
申請書も書き方が分からなければ、Google先生に伺うと、たいていの問題は解決できます。
が。。。
二人が出会ってから、結婚に至り、ビザを申請する理由についての説明文はむちゃくちゃ大変です。
何しろ、出会って、デートして、いつプロポーズされて、いつ結婚して、どうやって生活する予定で、だから日本で生活したいんです!
を、文章にまとめます。
マジで読んでくれていますか? ってレベルの長文になる必要があるそうです。
「とにかく具体的に!」がGoogle先生の教えでして、とにかく日時や場所やお気に入りのお店や、二人で映っている写真や、モロモロがとても重要だそうです。
ちょー大変だった。
これを乗り越えないとビザが下りないです。
それも、ビザを発行して良いですよ。というレターが私宛に送付され、そのレターをカナダにいるオットに送付し、オットがカナダの日本大使館(領事館)に持参してビザを発行してもらうことになるそうです。
そもそも普通郵便でこんな大切なレターを送付していいのか(カナダの郵便事情は先進国なのにひどい。普通にmissing letterになって、行方知らずになります。。)。
背に腹は代えられずFedEx使いましたよ。だって、もう。本当に届けてくれるのか心配だもの、Canada Post!!!
こんなに苦労したのに、オットは「Thank you!」と軽くお礼を言ってくれました。
もっと、重みのあるお礼が欲しかった。。。
Visa first?? 婚姻届 first??
練習を兼ねて、連続投稿してみます。
丁度、連休中なので、良い機会かなと。
さて、国際結婚をする人には、よくある疑問? なのか、私が分かっていないから、悩んだのか。。
結婚するのと、ビザの申請するのはどっちが先??
って、思いません?
ビザがないと一緒に住めないけど、結婚しないとビザの申請ができないんです。
私のオットは当時、カナダに住んでいました。
私はカナダから帰国し、日本に住んでいました。
さて、何から手続きすればいいの??
誰も教えてくれないんです。。
ココからは、飽くまで私とオットの場合ですので、必ずしも皆様に当てはまるかわかりませんが、私も苦労したので、悩んでいる皆様の参考になればと思います。
まず、結婚します。
消去法で、私たちは日本で結婚することにしました。
まず、都内になるカナダ大使館で夫の宣誓書(独身証明書)をゲットします。「自分は法律的に独身ですよー」と、宣誓し、独身であることを宣言します。
カナダには戸籍謄本的なものがないので、自分が独身であることは、自分が宣誓することで証明するようです。
まじか。まじか。。。 って感じですよね。自分で宣言するだけで、誰か第三者が証明しなくていいのか?? って思いますよね。
戸籍大国・日本出身の私には衝撃です。
オットに「え? 結婚している人だって『自分は独身です』って証明書出してもらえそうじゃない? 何とでも言えちゃうよね!?」って言ったら「宣誓したんだ! 嘘つくわけないだろ!」と怒られました。
マジか?? マジか??? 宣誓って、そんなに尊いものなの?? ってびっくりでしたが、とにかく「自分は宣誓した」ので、独身であることは証明されるそうです。
意味不明です。
とにかく。その宣誓書をもって、区役所に行きます。
あとは婚姻届や自分の戸籍謄本、オットのパスポートやその日本語訳(尚、日本語訳は私が翻訳してOKなので、あえてプロに依頼する必要はないです)、諸々。。。と、市町村によって必要な書類が異なるそうですので、事前に届出予定の窓口に電話で問い合わせると良いと思います。
私も電話しました。どこの国の人と結婚する予定である。必要書類について教えて下さい。と、問い合わせると、ご親切に教えてくれます。
ちなみに私の場合は、以下必要でした。
- 婚姻届←ちなみに証人は日本に住む人しかなれないそうですので、私は両親に頼みました(母と父。それぞれで良いそうです)
- 私の本人確認書類←免許をもっていないのでパスポート
- オットの婚姻要件具備証明書とその和訳←つまり独身証明書です
- オットのパスポートと、その英訳
それで、やっと結婚ができます。やれやれです。
ちなみにカナダ大使館に宣誓書を発行してもらうために事前予約をして、15分程度で完了。
区役所は相当内部でバタバタしていて、待たされること1時間。やっと婚姻届が受理されます。
想像以上に国際結婚は受理までに時間がかかります。。。
ふう。。。
まずは婚姻届の話でした。
次回はビザ話です。